〜体験よりモノのほうが力がある?〜
 
わがやの二男は、お金の教育活動のスタート時点から「こづかい」を使った
金銭教育を受けています。当時は1年生でしたが、もう6年生。
 
豊かになった世の中で、何でも簡単には手に入らないのよ、と教えるために
モノを買ってあげない環境を、努力して作ってきました。
本当に努力をしないとできないですね。
 
まずは祖父母、親戚。大きな金額のこづかいを渡さないでほしいという希望を伝えたり、
 
長男の教育とは方針を変えてしまったので、その違いを納得させる努力も
必要でした。お兄ちゃんはいいなあ〜、お兄ちゃんのほうがかわいい?
お兄ちゃんのほうが好き?と聞かれる場面が何度もありました。
 
友達と比べ、こんなうちに生まれてこなければよかったと嘆かれ、
こづかいはいらないから、友達と同じように、ほしい物を買ってもらう生活
にして!と頼まれたり・・・まあ、いろいろありました。
 
今年の夏、小学生になって初めて大きなモノを買ってあげました。
自転車です。彼は今まで自分のこづかいをやりくりして2台の自転車を買い、
大切に乗っていました。ほかにゲームなども自分で買っていますから
金額の大きなモノを買ってもらうのは、初めてのはずです。
 
買った理由は、長崎へ自転車で60キロほど走る彼への応援の気持ち。
ただ、それだけでした。
 
いままで、体験重視で子育てをしてきました。各地へ同行させましたし、
できる限りの体験の場へ申し込みをしました。本当に費用がかかりました。 
 
でも、子どもってその費用の大きさは分からないんだと思ったのが、
この自転車プレゼントでした。
 
モノがあると、目に見え、手で触れて、買ってもらった、お金を出して
もらっているとふりかえることができるんですね。
 
「ありがとう」という言葉に暖かさが加わりました。
本当に嬉しかったのだと思います。
 
喜んでくれている、大切に乗ってくれている姿を見ることができ、
わたしも、買ってあげて本当に満足しました。いい買い物でした。  
  
もちろんいろんな体験は心の糧になっていることでしょう。
今回、モノも与え方によってはきちんと教育になるんだと再確認したので、
また、ほしいモノは自分で買う生活に戻りますが、ときどきは、喜んでもらえる
プレゼントを選び、贈ることも楽しみたいと思っているところです。
 
二男からは「おかあさんはけちだ」「うちは貧乏?」と何度も言われ、
厳しすぎるかな?と思うこともありましたが、今のところ、自分のために
上手なお金の使い方ができているようですし、結果は◎で、育っています。
 
彼の乗っていた自転車?
 
わたしがおさがりをもらいました。大切に乗りますよ。
彼が自分のこづかいをやりくりして買った自転車ですからね。
 
ここ1ヶ月、自転車のおかげでしょうか、とっても優しい二男と買い物は
自転車で出かけています。ギアチェンジの方法などを教えてくれます(笑)。
楽しい夏休みを過ごしています。
これが続くといいな〜♪ ささやかな願いです。
 
*****
メルマガは毎週火曜日と金曜日。ご登録は こちらへ

お問合せ・ご相談はこちら

お電話でのお問合せ・ご相談はこちら
092-962-4384

マネーじゅくは、お金に関する生涯学習プログラムを提供し 社会貢献を目指す社会起業家の集まりです。わたしたちは、個々人の特性を生かしながらオリジナル教材を使い、地域に合わせたお金の教育活動をおこなっています。

生きる力 を お金、経済の視点からアプローチ。幼児期の子どもたちから大人まで広く奥の深い「お金の教育」を研究、提案、実践しています。

「金銭管理教育」「金融経済教育」「消費者教育」「キャリア教育」「特別支援教育」「家計管理」などの分野をプロデュースしたコンテンツを持ちます。
得意なことは学習ゲームを教材にしたワークショップ。
オリジナルプログラムは各方面から評価をいただいています。