2015年 特別支援教育 × お金の教育

2015年度の活動  

■ 就労移行支援事業所 (2014年〜)
  既存のゲーム教材を用いた消費行動のアセスメントのとりかた、
  行動修正への対処法の確立

■ 障害を持つ方の生活訓練としての家計管理スキルアップ
  新たにカレンダーと金銭管理を組み合わせたカードゲーム制作中
  レベルを10段階で表現し、一人ひとりに合わせやすく、カスタマイズ可
  アセスメントペーパー改善段階です(2015年10月末) 

■ 特別支援学校での金銭教育プログラム作り
  既存のカードゲームをアレンジしてお使いいただいています。
  2015年11月現在、支援者のみ 「おうちdeこづかいゲームセット」販売
  メール、電話でサポートできます。

障害を持つ児童生徒、青年の保護者会主催 (2012年〜)
 当事者の金銭管理、生活設計支援のための講座を担当しています(陣内))

お金の教育の教材制作、コミュニケーションゲーム開発などをおこなっています

これまで いくつかの保護者会でお子さんたちと保護者の方にお会いしています。

多くは、お金の教育に関しては、後回し状態ですね。さまざまな特徴を持つお子さんたちには、自立に向けて生活スキルの1つとして早めに始めるのがポイントです。

そのためには、日常生活の中に普通に金銭管理教育を入れ込むことが必要です。保護者が変わる必要があります。自立した子どもの姿を思い描いて、今、取り入れていただきたいことがいくつかあります。

たとえば、子どものこづかいを親の財布から出すところを見せないことや、「所有」をしっかり教えて、子どものお金の持ち出しを防ぐための日ごろの気配りなど、家族のお金の管理もしっかりしておくと、成長段階で悩まずにすむことにつながります。子どもが小さくてもできること、ここを保護者に学んでおいてほしいと考えています。

マネーじゅく代表の陣内恭子が担当します。ご相談ください。 お問い合わせフォーム

最近、特別支援の学校へお勤めの先生や特別支援学級の担任の先生からの「おうちdeこづかいゲーム」のご注文が増えています。

私自身も、情緒障害の子どもたちが、集中して取り組んで楽しく学んでくれるところは何度も体験しています。

知的障害を持つ子どもたちも、その子どもの持っている能力に合わせてできるので工夫で活用できる教材です。

肢体不自由でパソコンで勉強しているという生徒さんからは、数字の繰り上がりがやっとわかったとメールをもらったりしましたが、何事においてもその子にあわせた工夫なのだと思います。

「おうちdeこづかいゲーム」は、学習教材です。工夫をたくさん入れています。追加で自作のカードを入れていけば、その子どもへのメッセージをしっかり伝えることができるはずです。

 

先生たちへのお願い
ご注文の際に、「特別支援学校勤務」などやどんなお子さんの指導をしておられるのかを教えてください。

体験をお伝えできるのでお書き添えください。  

使ってみた体験なども他の先生たちにフィードバックできます。教えていただけるとありがたいです。

 

注文で迷われるかもしれません。

5人セット(消費税込み4200円) は、指導者1名児童生徒5名用です。

指導者1名に児童生徒3名くらいがやりやすいでしょう。その場合は3名セットで間に合います。

先生たちの勉強会にも使っていただいていますが、その際は5人セットがよいそうです。

ご注文は こちらのフォームから 。遊び方での質問は、メールでサポートしています。


new! 2013年2月、追加教材ができました。
担当の学年などご記入いただきましたら、無料で同封します。

金銭管理 関係について書かれてある本がありました。とても読みやすいです。

家庭で無理なく楽しくできる生活学習課題46
  自閉症の子どものためのABA基本プログラム
                    編集 井上雅彦氏 

生活スキルの中に、金銭管理、買い物、小遣い帳の管理、
お金のカウンティンクなどがあります。

そのうちの金銭管理部分を一部紹介します。

 ねらい
 正しいお金の感覚を持ち、使いすぎることなく、
 お金を価値あるものとして扱えるようになることが目標。

 ポイント
 お金は小銭やお札自体に名前が書いてあるわけでは
 ないので、どれが自分のものであるか区別しにくいものの
1つです。自分のお金、またお父さんお母さんのお金を区別させるためには、
家の中に不用意にお金をおかず、それぞれを分けて管理しておく必要が
あります。
 

プログラム内容

  1)財布を選ぶ
 2)財布の置き場所を決める
 3)お小遣いを渡す

スモールステップで進めていく必要があるときに役立つ内容です。

終了 次回予定、2008年2月
発達障がいの子どもを対象としたこづかいゲームワークショップ

2007年12月8日 14:00〜16:30 
岡山市高島公民館地図(国府市場99−5)


■ 子どもたちのプログラム
 1 自己紹介(チームごと)
 2 こづかいゲーム(おうちdeこづかいゲーム)
 3 トイレタイム
 4 買いもの探検(現金と本物の商品使った買いもの)
■ 参加費 1000円(当日徴収)
  買いもの探検用 300円(財布にいれ持参)
■ 希望保護者のみ終了後懇談会 (15:30〜1時間程度)
■ すべてボランティアで運営。支援者も同時に募集中。

 主催:アリスの会(岡山県高機能広汎性発達障害児・者の親の会
 共催:マネーじゅく陣内恭子


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10名の小学生の子どもたち、サポーターとして8名が関わり、
市内の小学校、通級クラスの先生の参加もあり、
ゲームと買いもの体験、そして保護者との懇談を行いました。

生きる力を身につかせるためには、早期療養の1つとして
お金の教育をはじめるほうがいいことは確信できています。

あとは、個性にあわせて行う体験談をたくさん積み上げ、
家庭、学校、地域で実践してもらうことではないかと思うので、
今後も岡山での活動を継続していきます。

担当 陣内恭子

■ おうちdeこづかいゲーム 授業で活用 2007年5月末〜

 静岡県の養護学校の高等部1年生の授業で実践いただきました。

 定額のこづかいをもらい、買いもの体験。
 買いものには、欲しいものと必要なものがあり、
 欲しいものには自分の欲しいものを今買うか、買わないかを判断していきます。

 授業として継続していただき、1日見学をさせてもらいましたが、生徒たちは楽しそうでした。

■ おうちdeこづかいゲーム ワークショップ 2007年6月9日

 岡山県アリスの会(高機能発達障がい児童の保護者会)の方たちと子どもたちと実践

 前日、保護者と集まり、子どもたちの現状を聞き、子どもたちへの個別のプログラムが必要であることがわかりました。

 翌日のゲームは、保護者同伴。子どもたちの力、元気よさ別で4チームにわけ、
 7名のボランティアさんにリーダーバンカー役をお願いし、約70分集中して遊びました。
 保護者のアンケートは、教材として活用ができるという評価でした。
 カットを多くしたカードを導入したり、こづかい練習帳を拡大したりするもう少しの追加があればよいようです。

 今後も継続して改善を続けます。

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マネーじゅくは、お金に関する生涯学習プログラムを提供し 社会貢献を目指す社会起業家の集まりです。わたしたちは、個々人の特性を生かしながらオリジナル教材を使い、地域に合わせたお金の教育活動をおこなっています。

生きる力 を お金、経済の視点からアプローチ。幼児期の子どもたちから大人まで広く奥の深い「お金の教育」を研究、提案、実践しています。

「金銭管理教育」「金融経済教育」「消費者教育」「キャリア教育」「特別支援教育」「家計管理」などの分野をプロデュースしたコンテンツを持ちます。
得意なことは学習ゲームを教材にしたワークショップ。
オリジナルプログラムは各方面から評価をいただいています。