今、講演会でもワークショップでも幼児期のお子さんをお持ちの方が
たくさんお見えになります。
まだ早い、そう思いながらも、「いつから、何をすればいいのか?」と
心の準備をするために学びに来られているようです。
 
みなさんは、幼児期はまだ早すぎるとお思いですか? それとも
積極的に始めるほうがよい、とお考えですか?
 
また、始めるのなら、具体的に、幼児にはどんなことができるのか?まだノウハウが集まっていないのが現状です。
 
今回は、事例をご紹介しましょう。
 
これならできるかもしれないというところを 取り入れ、
また、読者のみなさんの実践例も教えていただきたいですね。
 
今回のような質問に、陣内は、こうお答えしています。
 
「幼児期は、積極的に体験を積ませて様子を見ていくくらいの意識で
はじめるのがよいでしょう。」
 
我が家の二男、保育園でお金の教育をしてもらっていたんです。
すごいと思いました。先生に感謝!しています。
 
スタートは年少さんの時からでしたが、日常の保育の中に
取り入れてくださっていました。
 
たとえば、外出。公共の交通機関に乗って行くのです。
福岡市内は、バス、電車、地下鉄、船まで使える楽しい場所なので、
切符を買っての乗り方を教えたり、見せたりしてくださいます。
 
親と一緒だと幼児は無料。大人の切符だけで改札を通ってしまいます。
 
今は、ほとんどの方が車を使われますね。
送り迎えも自家用車だったり、送迎バスってことが多いですね。
特に地方に住んでいると、日常の生活の中で、
公共の交通機関で移動するって少ないのではないでしょうか。
 
体験を積んでいる子はいろんな面で怖がらないように感じます。
どのように切符を買うのか、お金を払うのか、分かっているだけでも
子どもの自信につながります。
 
それから、毎月料理の実習時間もありました。
カレーを作る日もあれば、ホットケーキやフルーツポンチなどの
簡単おやつのときも。ちゃんと包丁を使うんですよ。
 
カレー作りのときは、商店街に買いものにも連れて行ってくださり、
みんな100円分の自分が担当になっている材料を買っていきます。
 
「じゃがいもください」「にんじんください」「たまねぎください」
「おにくをください」と大人のお店の人に頼むのです。
 
前もって先生が八百屋さんやお肉屋さんに頼んでくれていたのです。
肉は何人かが集まってその値段。なるほどなるほど、でした。
先生は金銭教育をしているという感覚はなかったようです。でも、
生活をそのまま体験させたいという考え
だったのでしょう。
お金がものと交換できる手段であること、100円で買える量を使って
価値を量るものさしの役目を見せてくださっていたのでした。
 
サービスを買うことも教えてくださっていたことがありました。
 
敬老の日を前に、おじいちゃんやおばあちゃんに絵を書いて送るのです。
同居していても。郵便局に封筒を持っていきます。
 
そして切手を買います。切手は封筒に貼り、ポストに投函。 
手には買った切手は残りません。
 
これで終わりにしなければ立派なお金の教育。
 
お金を払い買った切手の役割を話すのです。あなたの代わりに
運んでくれる郵便やさんへのお仕事代なのだと表現もできます。
 
日常生活の中にたくさん教育の場があるのです。
 
なぁ〜んだ! なのです。
 
子どもたちに体験を積ませることができる場面はたくさんあります。
ちょっと親の手、保育者の手を必要とはしますけどできそうでしょう?
意識してみてください。見つかりますから。
 
こんなことやってみました、というみなさんの幼児期からできるお金の教育も教えてく
ださいね。待っています。
 
 みなさんのお金の教育実践をご紹介ください。
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マネーじゅくは、お金に関する生涯学習プログラムを提供し 社会貢献を目指す社会起業家の集まりです。わたしたちは、個々人の特性を生かしながらオリジナル教材を使い、地域に合わせたお金の教育活動をおこなっています。

生きる力 を お金、経済の視点からアプローチ。幼児期の子どもたちから大人まで広く奥の深い「お金の教育」を研究、提案、実践しています。

「金銭管理教育」「金融経済教育」「消費者教育」「キャリア教育」「特別支援教育」「家計管理」などの分野をプロデュースしたコンテンツを持ちます。
得意なことは学習ゲームを教材にしたワークショップ。
オリジナルプログラムは各方面から評価をいただいています。