ご質問者のお子さんは2年生男児で一人っ子。
 はじめはよかったと思えるやり方が、少し心配になっておられるところです。
 金額アップだけではなく、こづかいはいらないから手伝わないと
 言い出すケースにも悩んでおられることが多いので整理してみましょう。
 何のためにお駄賃を渡しているのか?から考えてみると、
 ★‘家事手伝い’をさせるための手段として‘お金を利用’
 ★‘労働の対価’としてお金がもらえることを‘教えたい’
 ★ 消費の練習用として‘こづかいを渡す口実’
 ★ 手伝ってくれていることへの‘感謝の気持ち’
 ★ 働いて自分で得たお金で‘大切さを感じて欲しい’
 などでしょうか。  
 子どもの成長と共にできることも増えるし、考え方も大人に近づきます。
 要求する金額も大きくなることは容易に予測ができますね。
 今までで聞いていて一番多かったのが、働かなければお金は得られないと、
 子どもに教える手段として、手伝いによってこづかいがもらえるやり方を
 考えているケースでした。
 サラリーマン家庭がほとんどで、
 経営者や自営業の家庭では、仕事の手伝いが何らかの報酬につながっていました。
 目的の違いによって、対処法が異なるはず。
 何のために、お駄賃を渡し始めたか、そこを明確
 にすれば、次の対策が見えてきそうです。
 短期間でうまくいっている、うまくいかないと判断せずに、
 考えてやってみているやり方が、どうすればもっと効果が出るのかと
 工夫が必要なのだと思います。 
 一人っ子でほかの子やほかの家庭と比べることもほとんどない生活ですね。
 ならば、いろんな子育て事例を見聞きして、方針をしっかりたてることが
 望ましいでしょう。
  
 マネーじゅくの家庭でのお金の教育の実践者も、
 こづかいと家事手伝いは切り離して考えているケース、
 こづかいの一部を手伝いで上乗せしているケースがあります。
 それには理由もあり、何年も工夫を続けています。
 参考に事例を紹介します。
 ▼ 戸田節子さんの「定額制」+「報酬制」紹介
 冊子『我が家のお金教育事情』目次2「お手伝いではなく仕事」より サイト
  【定額制+報酬制】 
  わが家のこづかいは、毎月の定額制のほかに、家の仕事をしてもらえる
  報酬制があります。長女は、お風呂掃除。長男は、洗面所掃除です。
  1回10円なので、1カ月がんばるとこづかいに300円がプラスされます。
  この仕事は厳しい母親のチェックつき。しっかりやらないと10円をもら
  うことはできません。
  宿題が終わっていなくても、時間になったらキッチリやらなくてはなり
  ません。・・・
 手伝いではなく、仕事として役割をはっきり打ち出すのも方法ですね。
 今後も、このテーマの質問に関しては、事例など紹介したいと考えています。 
 みなさんのお金の教育実践をご紹介ください。
  ▼ 金銭教育わがやのケース 投稿 お待ちしています
  
  
  
  
  
  
  
  
  
 