LD,ADHD,高機能自閉症への教育的対応
  ―東京都立中野養護学校のセンター化機能の実際
   近隣の小中学校への研修支援 (単行本) 山口 幸一郎 (編集)
という本を読みながら、
金銭理解、金銭管理や就労で
しっかり関わっていきたいなと思っているところ。
(マネーじゅく倶楽部MLへ投稿をこちらにも)
お金の教育とどうつながるの?と思われる方も
いらっしゃると思います。
関心を持っていただきたい点として、
・何らかの発達障がいの特徴を持つかなと思われる子どもたちが
 小学校で6%を超えていそうだということ
・子どもたちへの特別支援教育は遅れている(関わる人が少ない?)こと
・一人ひとりを大切にした特別支援教育は教育の原点であること
・金銭教育は、一人ひとりにあわせる教育であるというところが
 特別支援教育の指導法からフィードバックできるはずだということ
・このまま特別支援教育といい、特別な教育と位置づけないで
 どの子どもも受けられるような教育の根本的なあり方を考えるべき
・就業が困難な今の20代〜の大人が、適切な教育を受けてきていないこと
そういうことが、本から見えてきました。
マネーじゅくのワークショップにも、
たぶん、発達障がいだろうなあと思える特徴を持つ子どもたちが
参加してきます。
ほとんどは、事前にご相談はありません。
ゲームをやりだしてリーダーがあれ?と思い、気付く、
そんな状況です。
だから、理解が必要であり、
わたしは、
特別支援教育に教育の原点があると
見たのですが、
もっと大人みんなが関心を持つべきことだと思っています。
本の中に
、「ソーシャルスキル」
という言葉が出てきます。
日常生活、社会生活を支える力ですが、
これはどの子も身に付けなくてはいけないもので
本には
個別評価集計表
が載っているのですが、
1 日常生活技能  8項目
2 社会生活技能 28項目
3 社会生活における行動特徴 14項目
4 職場実習における評価  5項目
であらわされていて、
2の中に一般理解の項目として
・読み書き能力 (評価の場は作業)
・数の理解 (評価の場は作業)
・金銭理解 (評価の場は日常生活)
・金銭管理 (評価の場は日常生活)
・時間の概念 (評価の場は日常生活)
・意思表示 (評価の場は日常生活)
3の中にも自己指向性という項目に
・勤労意欲 (評価の場は日常生活)
というのがあり、
・金銭理解(評価の場は日常生活)←作業として訓練ができる
・金銭管理(評価の場は日常生活)←作業として一部、訓練ができるかも
と思います。
そしてわたしに求められているのは、(勝手にそう思っているのですが:笑)
・勤労意欲に結びつける何か、ここを
お金にからめて考えていかなくては、と潜在意識に
たたき込んでいるところです。
まずは理解からのスタート。
大人の理解が進むことを願っています。

お問合せ・ご相談はこちら

お電話でのお問合せ・ご相談はこちら
092-962-4384

マネーじゅくは、お金に関する生涯学習プログラムを提供し 社会貢献を目指す社会起業家の集まりです。わたしたちは、個々人の特性を生かしながらオリジナル教材を使い、地域に合わせたお金の教育活動をおこなっています。

生きる力 を お金、経済の視点からアプローチ。幼児期の子どもたちから大人まで広く奥の深い「お金の教育」を研究、提案、実践しています。

「金銭管理教育」「金融経済教育」「消費者教育」「キャリア教育」「特別支援教育」「家計管理」などの分野をプロデュースしたコンテンツを持ちます。
得意なことは学習ゲームを教材にしたワークショップ。
オリジナルプログラムは各方面から評価をいただいています。