物欲がない子どももいれば、欲しいものがいっぱいあってがまんするのが
 難しい子どももいます。もともと持っている気質に、育った環境がプラス
 され、それが今の結果なのでしょうね。
 
 あきらめさせたいもので考えてみると、金額なのか、量なのか、
 ある特定のものなのかで対策は違うと思われます。
 
 総額が問題であれば、合理的にあきらめさせる方法は、数字を見せること。
 そして、子どもに選択を任せること。
 
 家庭によって子どもにかけることのできる金額は違います。
 予算化して、その金額内で、自分にとり一番満足できるお金の使い方を
 考えてごらんと任せてみてはいかがでしょうか。
 
 「本当に本当に欲しいもの」が見えてくるでしょうし、それをどのように
 手に入れると安く済むかを考えるでしょう。いつ手に入れるかも自分で決
 め、予算以上のものであれば不足分をどうすればいいか考え始めます。
 
 欲しいものが多過ぎると思われる場合、全てを書き出させ、本当に欲しい
 ものの優先順位をつけさせるとどのくらい欲しいものかが見えてきます。
 
 年に何回ものプレゼントの日を設けないようにし、子どもと相談しながら
 がまんする力を育みながら欲しいものを手に入れさせるようにすると、
 子どもも親もストレスを軽くできると思います。
 
 特定のもの、例えば流行りもののカードやゲームなど、使わせたくない、
 持たせたくないと思っているものが一番困りますね。
 なぜだめなのか、子どもが納得できる理由が必要でしょう。
 
 本当に持たせたくないと思っているのならば理由を子どもに言うべきで、
 どんなことがあっても受けつけないことです。
 
 仕方がないかなとどこか心の底では思っているものは、たぶん、
 親のほうがいつかは折れます。
 
 それなら、何年生になったらいいというのではなく、時間管理が上手に
 なったらとか、定額のこづかいでやりくりが上手になったと思えば
 そのときに交渉に応じる、など決めておくと判断がしやすいです。
 
 ここで、本当は嫌だと思っていたとか、折れたくはなかったとか、
 親が後ろめたさを引きずらないようにしておかないと、
 
 子どもが不本意な使い方をしたときなど、愚痴もこぼしたくなります。
 親が許すという選択をしたわけで、後悔を子どもにぶつけないことが大切。
 
 子どもが欲しがっているものをそろえていくこととは、
 成長の段階をゆっくり見ていくことと考え、
 また、親として、問題と思っていることの本質は何かを探ると、
 解決策を導きやすいように思います。
 
 子どもを丸ごと受け止められるように、親の本音に焦点を当てるのも
 合理的な対処法を考えつくことに近づきそうに思います。

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