毎年思うのが、お年玉の金額がニュースで流れたりしますが、
みなさん、何を参考にされているんだろう? です。
 
「もらいませんでした。」「お金ではあげません」
 
なんていうものも調べて欲しいなあ〜。
そしたら、無理して現金を渡さなくてはいけないとか、
相場は?と情報に振り回される大人が減るんではないかなと思います。
****メルマガ2008年1月18日号より****
 
金銭教育わがやのケース   
 「お年玉、2万円以上もらう子どもが多いんだって・・・」
 「比べても、ど〜もならんとよ」
 
わが子は、6年生になってやっと朝日小学生新聞を読み始めてくれたのですが、
1月のどの記事かに お年玉の平均値が書かれていて、
 
「お年玉、2万円以上もらう子どもが多いんだって・・・」と
大きな声が聞こえてきました。もちろん、親に聞いてもらうため。
 
私「ご親戚も多いんだろうねえ。どんな管理しているって書いてある?」
 
二男「多くが貯金とか親に渡したり、ゲームを買うって。・・・」
 
私「あなたも全部貯金したものね〜、一緒だね」 と
話を、金額から管理のほうへ、すりかえてしまいました。
 
わがやは、親戚が少なく、かつ、金額を抑えて欲しいと頼んでいるので
ほかの子どもがもらう平均値を見ると、うらやましいのです。
 
わかります。が、
 
「比べても、ど〜もならんとよ」と明るくいう私に、反論はかえりません。
 
ま、それが現実で、変えることのできない環境など、
考えてもどうもできないので、そういう時は、 
ないものねだりをしても意味がないことを話してきました。
 
ないこと、少ないことがイコール「貧乏だ」という表現でしか受け止め
られないところが、まだまだわがやの子どもの課題です。
 
過去、家計相談をたくさん受けてきました。
年収の差、持っている資産の差も大きく、
社会的な地位や年収で、世の中から評価をされていると、
強く意識して生きていらっしゃる方が多いなあと感じていました。
 
それが意欲に結びつくならOKでしょうが、
「お金がない」からと、努力をする前にいろいろなことをあきらめたり、
 自分の持つ力を過小評価してしまっている人も多かったです。
 
「自己評価」を、お金の量や社会的な地位ではないところで測らせたい、
自分の中にしっかりしたものさしを持たせたいと思っていたことを、
子どもとのやり取りの中で思い出しました。
 
そして、親と同じ年収レベルで生きていけるかどうか分からない、
自分の身の丈で生きることを分かっていなければ本人が苦労する、
そんな事例を、これまたご相談でたくさん見てきているので、
 
各家庭の経済力の影響をまともに受ける消費者教育、お金の教育の難しさ
 を感じながら、子育てをしているところです。
 
身の丈にあわせた豊かさを、楽しむ感覚を持たせたいなと思っています。

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マネーじゅくは、お金に関する生涯学習プログラムを提供し 社会貢献を目指す社会起業家の集まりです。わたしたちは、個々人の特性を生かしながらオリジナル教材を使い、地域に合わせたお金の教育活動をおこなっています。

生きる力 を お金、経済の視点からアプローチ。幼児期の子どもたちから大人まで広く奥の深い「お金の教育」を研究、提案、実践しています。

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