世界的に原油高騰が続いています。
CO2 排出削減のためにも航空会社も努力をしています。
JALグループ機内誌SKYWARDの「キャプテンの航空教室」が
大好きです。今回の2008年6月号の記事です。
今回のキャプテンは「安全に目的地へ到着するために」というテーマで
航空機燃料に関する話を書いてくださっていました。
非常に興味深く、おもしろく読みました。
羽田、大阪間のボーイング737型機の数値での紹介だったので、
客室乗務員さんに、今乗っている条件で数字が知りたいと希望を出したら、
コックピットの機長から間接的に返事をもらいました。
条件 6月、晴れ、日中、羽田 → 福岡 ボーイング777−200
搭載燃料の量は、毎回、機長が飛行計画書を作成し、
運行管理者とも協議をして決めるそうですが、
この日、私が乗りました便は、21000ポンド搭載。
地上を走るときには1分間に60ポンド(35リットル)消費。
全行程(地上を滑走し、離陸、巡航、着陸まで)の間で
離陸から巡航高度まで上がるまでに10000ポンド使用。 着陸で1000ポンド使うので、
残りの大半の時間は、燃料の消費を抑えるような飛び方をしているってことで
ホントおもしろかったです。
ちなみにドラム缶が200リットル入るので105本分。
ジャンボジェットより20%燃料は少なくすむそうです。
この便では、着陸時の逆噴射もほとんど気付かないくらいスムーズで、
生意気ですが、この機長さん、うまいかも・・・と思ってしまいました。
この機内誌の執筆のキャプテンはボーング737の機長。
737型機の地上走行は1分間で約15リットル、
高度1万メートルを巡航中の場合は1分間で約50リットルを消費して
いるということでした。
実際の数字を使ってくださると分かりやすい♪
私が、エコに興味があることと、
高校生への講話などで、人間のがんばり時を表現するのに
よくこの飛行機の話をするのです。
次回は数字を入れて話せます。嬉しいです。
中学生にも、小学生にも話せます!
「SKYWARD」はJALプラザや全国の主要書店にあるそうです。