子どもの頃から健全な金銭感覚を身につけ、身の丈がわかる大人になる。

金銭教育の活動の中で言ってきたことだけど、「背伸びした消費から身の丈にあった消費になっている」という表現を目にしてすっと入ってきた。自分の経済力に合った消費傾向になってきているのはいいこと。

売れなくなった業界は大変だと思うが。

先週二男の誕生日だった。「生まれてくれてありがとう」の気持ちで子育てを楽しんでいるが、「生んでくれてありがとうでしょ」 と言う日でもある(笑)。

子どもの部活動のスケジュールがぎりぎりまでわからず、結局遠出はできなかったので、食事会にした。次の日、「昨日の食事とすっごい差、かなし〜、惨め〜」と子ども。なんということ!と腹が立った。普通の食事。おかずは3品、汁もある。

夫が、これで惨めに思うのか?と子どもに聞くと、「だってぜんぜん違うもん」と。

子どもの心を感じてみると、おいしかった、また外食をしたい、また好きなものを食べたい、自分のために何かしてほしい、そんなことだろうと思う。

返事は、「またあなたの誕生日に行こう。行きたいところを探していてね」にした。つまり子どもが食べたいといって行ける豪華な食事は1年に1回、と伝えた。

外食は私自身が好きではないのであまり行かない。子どもには体験も必要なので機会を見つけて行く努力はしている。(←珍しいかもしれない)

ただ、「食」に対する考え方はきちんと伝えておきたいと思っていて、安全と質を大切にしていることと、限りある中での食費の考え方を繰り返した。

高価であればからだにいいわけではない。

価格とその価値を意識した消費ができるようになってほしい。命を大切にする「食」とは何か理解し、身の丈にあわせた家計のやりくり力を養い、調理技術と心とからだの健康を維持できる習慣が身につき、医学も体育なども網羅された生活学のような、学問があるといいと思う。今は、親が伝えているのだろうが、親も学ばなくてはいけないことも多いと思う。イメージは健康学だが、もしかすると家政学というのかもしれない。

「価格<価値」を考え選ぶ消費者は増えてきている。

身の丈にあい、自分にとって価値のあることは何か?世の中に振り回されず考えを持っている大人でいたいものだ。

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