7月、8月といくつもの出張をこなし、大きなイベントが終わったところ。
お呼びいただいたところへ、きちんと報告ができるまでもう少しかかるが、とりあえず振り返り。
「こづかいゲームワークショップ」は、工夫をした各地での実践の成果を参考に、ずいぶん進化てきた。めざしていたレベルに近いところまでできたと感じる。
今期は、札幌市の消費者センターでツール導入が決まり、来年度からは小学校の出前授業で使っていただける。その前に12月は地域の子どもたちとのワークショップが決まった。
札幌を基点に北海道全域に広がってほしいものだ。
ほか消費者センター関係など行政からの打診もあり、これから各地で活用していただけそうだ。
新たに「経済教育」に取り掛かり、地域活動として小学生2時間バージョンを実践。
ここでは、マネーじゅくの仲間が集ってくれて、濃い内容のワークになった。
これは中学生の授業、小学6年生の授業でもやることができ、きっと高校生も学びになるもののはず。金融機関の金融経済教育にも使えるだろう。
特別支援教育のサポートとして、ツールやプログラムの開発を考えている。実際にいろいろな特徴を持つ子どもたちとのワークでは見えてきたものが多かった。
学習しょうがい、知的しょうがいの子ども向けはツールの中のカードを変え、
コミュニケーションをとることが苦手な子どもたちには、ツール内容は変えず、グループのリーダーがスキルを磨けば、大いに学びになるものであることがわかった。
次の壁は、保護者が本気で家庭で生活の中にお金を使う体験を入れ込んでくれるかどうか、だ。
きょうだいのお金の教育も遅れがちである。ここがしっかり伝えきれるといい。
学校教育では秋に、小学校はこづかいゲームと講演会、PTA主催の本物の買い物体験が学校内でできる。単に商品をそろえ、お金を使わせればよいのではないポイントがいくつかある。
先生たちとやり取りしながら進めることができることがすばらしいと思う。
中学校は家庭科の先生が「(生活)経済教育」ができるようになられるようにサポートをする。これまた夏休みに打ち合わせで、秋に形が出来上がる。
秋の準備としては、金融機関と「たすけあい」を前面に出したワークができないか検討中。これもとても面白い。
9月、研究事業でフランスへ行く予定。そのためにいろいろな勉強をしているが、生活経済ジャーナリストの方の情報収集のやり方が学びになっている。
これまで、がんばってきたつもりだったが、目指すのはもっと大きくでもいいのだと反省もしている。
実践と、次の季節の企画のための準備と季節感がなくなってしまう。真夏に真冬の飛行機の手配・・・という感じで。
そのつど、頭を切り替えて、地域性、季節、子どもたちの年齢、保護者の参加の有無を考慮に入れて、活動をしたいと思う。
これから10日間、アンケートなどをまとめながら、クールダウンしたいと思う。
この夏、お目にかかった皆様、お世話になり、ありがとうございました。