9月16日から23日まで、研究の一環としてのフランスの調査に加わらせていただき、パリ市でいくつもの団体を尋ねた。
金融教育の現状を聞いてきた。マネーじゅくでメインに使っている金銭教育という言葉はなく、投資教育も含めて 金融教育に入っていた。詳細は、後日の報告会でまとめる。
一番心に残ったのは、教育を受ける権利を持っているという表現。学ばなくてはいけない義務ではない。私自身、この意識が薄かったことを確認した。今のお金の教育にも、わが子の教育にもすぐに取り入れたい。
金銭教育で使っている お金とじょうずにつきあう本 の原書を探そうと思ったが、時間が足りなかった。だが、絵本で表現されていることが、現地で歴史を感じ、カトリックの思想から、しっかりわかった気がする。
街中で会うパリジェンヌたちは質素だった。身の丈にあった衣類を身につけ、どう人と違ったおしゃれをするかで工夫をしているという。
携帯メールを見る若者もほとんどいなかったし、日本よりずっと礼儀正しそうだった。
食事は通訳の方においしいところに連れて行ってもらったのですべて◎。フランスパンとヨーグルトは持ち帰りたいほど非常においしかった。その地で稼ぎ、住んで、食べてみなくては本当のことはわからないが、やや高めに感じた。あ、これ、福岡の感覚なので、東京と比べると同じくらいなのかも、安いのかもしれない。
ハードスケジュールで地下鉄、バス、徒歩でパリ市内を駆け巡った1週間。でも、3個所だけ美術館に行けたのがよかった。
この機会をいただいた感謝の気持ちをお役に立つ報告に仕上げて表したい。