2010年2月1日
金曜日、土曜日と、鹿児島と宮崎の2日間の仕事で数人の先生たちと話してきた。
金曜日にお話した先生は、平日は授業を休んでまで行けないので土曜日にあるってうらやましい、と言っておられた。
そうだよなあ、それが有給のお休みであるとしても、保護者に会ったら、あの先生は・・・と誤解を受けるに違いない。その学習が、どれだけ子どもたちのためになるか、わかってはもらえないだろうから。
土曜日に話した先生は、私の執筆した本をお持ちになっていて、会えてうれしい、話を直接聞けてうれしいとおっしゃってくださった。これ、各地に行って、お役に立てていると思える瞬間。もっと個別のお話をしたかった。終了後も個別に話せる時間は限られているので本当に残念に思う。
最近、先生たちがとても熱心になられたなあと思う。
2002年に金銭教育の活動を始めたときは、学校に提案をしても怪訝な顔をされるばかりだった。学校で授業をする機会があっても、先生たちのサポートはほとんどなく、お手並み拝見、そんな感じで見られているようだった。
今、必要性を感じてくださっている先生が、具体的にどうすればいいか模索中、その段階だと思う。
道徳や特別支援教育のテーマの、先生たちの交流会の中に入れてもらっているが、お金の学習を話題にしようとしてもまだ壁は厚く高くそびえているように感じる。
ただ、壁を越えなくてもいい、すぐに入っていける出入り口があって、そこを開けてくださると、よい関係で児童生徒の前に立てる。こんな関係から学校に入っていけると少しはお役に立てるのに、と思う。
金銭教育は、日常の子どもたちの会話の中に、お金のこと経済のことを入れてくださるだけでずいぶん違う。各地の先生が、実践できるお金の教育の考え方を学ぶ時間、体験する場は、絶対的に不足している。先生たちの研修として週末にも勉強会が広がってほしいものだ。
振り返ったとき、2010年は、学校が変わった年だった、子どもの自立に向けて、本格的にお金の教育が入った年だった と言える変化の年になるといい。もちろん、わたしも努力するが。