2010年2月21日
先日の異業種の方たちと交流する場でのこと。
私の「子どもたちにお金の基礎教育をやっています」の一言に、ほとんどの方が明らかに表情が変わられる。どのようなことをしているか聞きたさそうだが聞かれないので、はっきり「株や投資型の金融商品はまったく教えていません」 そういうと安心した表情をされる。
金銭教育を始めた2002年当時、「子どもに金儲け?」とあからさまに軽蔑したような表情をされていた頃から比べると、少しはいいのだけど、8年たってもまだまだ。
たくさん学ばなくてはいけない子どもたちだから、その学びの一部に入れてほしいだけなのに、なぜこんなに難しいのだろう、受け入れてもらえない理由がどこにあるのだろう、と考えてしまう。
フランスの調査で、お金のことを口に出すことは卑しいというカトリックの教えで、お金の教育が遅れているし、学校では、それぞれの家庭の所得格差が顕在化することを恐れ、教師が子どもたちにお金の話をさせない傾向にあるといわれ、
アメリカやイギリス以外は同じ傾向にあるのかもしれないとは思うし、日本もフランスの現状によく似ていて、普通に生活している子どもたちにさえ、教えられない壁があり、それは本当に厚い。
日常生活や授業や活動にどのように入れてけばいいのかという、具体的な会話事例やアクティビティが不足しているし、あるものも見せられる機会が少ない。
もっとお金の基礎教育を伝える人が増えないかなあ。。。
早く、誤解されないくらいにはもっていきたいものだ。