2010年3月8日(月)
昨日、友の会に入っていてしっかり家計簿を書いているという女性と、子どもの金銭教育やこづかい、こづかい帳の話になった。子どもでも予算をたて使って考察することをどこかで体験させていたら、大人になって違う、と言われる。ずっとじゃあなくっていいそうだ。どこかでやっておくべきだと、私の思うことと同じことを言われる。
そして、今は「子どものお金のトラブルが増えていて、たとえばカツアゲされるなどでコンビニにさえも行かせなくなっている母親が多い」とのことだった。 続けて「買い物の経験もさせず大きくなるって怖いよね〜。どこかで母親も勇気を持たないと、ちゃんと育てられないってことじゃあないかな」と。
金銭教育をスタートした時点でも、今でもだが、何か問題があったり、問題と感じて活動をはじめたのでしょう? と聞かれることが多い。
答えは違っていて、お金の管理ができたり、上手にお金を使うこと、やりくりを知っているほうが価値的、より幸せになるために・・・そのくらいの理由だった。それに自分の子どもにちゃんとお金の教育をしたいと思っていたからはじめた、というのが正直な返事になる。
だから活動中に、お金のトラブルの予防教育につながるのはよくわかったが、トラブルが実際に起こっていてそれを解決するためのノウハウがないなあと思い知らされることが出てきた。
たとえば、クラスに万引きをした子が何人か見つかってどうしたらいいか・・・と先生からSOSをいただいても答えられなかったし、施設で生活している子どもにこづかいを自由に使わせることはできないがどんな金銭教育ができるのか?と聞かれても実体験がなく即答できない。
カツアゲが怖いといわれての答えは、
子どもに、こづかいが自分で使える とほかの人に言わないように念を押す。親と一緒の買い物のときに決められたこづかいの範囲で自分の意思で買い物をする機会を増やし、子どもの力をつけておきましょう。というような話になると思う。
子ども、子育てを取り巻く社会環境はめまぐるしく変化しているから、もっと問題解決型の取り組みを入れていかなくては、時代についていけない! これが昨日痛感したこと。