2010年6月1日
テレビの 「スッキリ!!」 という番組さんから、今日から子ども手当てが支給開始 でコメントを求められ、いろいろ話した末、子ども自身が使う子ども手当ての話をした。
準備は文章を準備したのだが、電話取材はこのような話ができなかった。
テレビを見てサイトを見に来てくれる方がいらしたら、お読みいただけるとありがたい!
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「子どもにお金の教育をしましょう」と提案を続けているグループで マネーじゅく といいます。全国20拠点を中心に活動をしています。
定額こづかい制度でのお金の教育 を提案しています。
今は、子どもがほしいといったときに買う保護者が増えていて、こづかいを自分で管理する子どもが減っています。
小学生以上ですが、今回の子ども手当てをきっかけに、こづかい制に なるといいと思います。
子どもに何か買う際、親の財布から直接出すことが多いと思いますが、まず、子どもに定額の現金(つまりこづかい)を渡して、子どもが自分で、「今買う、あとで買う、買わない」、を考え、買い物をする。こういう本物体験で学ぶと、とても力をつけます 。
必要なものを買って残りでほしいものを買う、という順序を覚えさせ、自分の消費に責任を持たせます。
こづかいの金額は親子で話し合いをお勧めしています。文房具を買う金額に少しの上乗せからスタートして上手に管理できていたら、子どもが自分で考えて買う範囲を広げて、もちろん、こづかい額も上げていく。
気をつけてほしいことは、一気に大きな金額を任せないこと。金銭感覚が育っていない時期に、苦労して手に入れたお金ではないから、消費欲をあおることにつながる可能性がある ので、まずは数百円からのスタートをお勧めします。
ほかに、こづかいの消費記録をつけていくと消費傾向がつかめてきます。子どもが自分で消費傾向もつかんできますから、金銭管理の力もつくし、物欲をコントロールする力がついてきます 。
せっかくの子どものために使いましょうという手当てですから、子どもに本物の力がつくように、親がしっかり考えて使いたいですね。
そうでないと、記憶にものこらない使い方をしてしまいそうです。