2011年4月14日
2002年4月、FPの仕事をしてたときにホームページを開設。このときに一緒に、読売新聞(西部本社)に書いていた家計簿診断やお金のコラムに替え、金銭教育を扱うコラムを連載し始めたので、金銭教育の活動も10年目にはいったことになる。
このとき、小学1年生だったわが子にお金の教育をはじめたから、その子がもう高校生。この間、いろいろ観察させてもらい、試させてもらい、意見や感想をもらい、コラムの題材としても登場してもらった。子どもに感謝!この子がいなければ私のメッセージはまとまらなかったから。
高校生の生活、お金の教育はどうなることやら。
9年間の子育てでお金の教育をしながら見守ってきたので性格はよくわかる。これが一番の収穫。お金の使い方が上手に育った!とはいわない。どんなこづかいの使い方をする傾向にあるかは見える。これは、どう子どもに接していいかがわかるということ。そう不安を抱えずにすむところがいい。これが金銭教育を小さい頃からやってほしい一番の理由だ。
通いだした高校はJRの駅で2つ先。本人の希望で自転車通学。JRの定期券分をこづかいとして現金でもらいたいから。こづかいで買い食いをしたいのだそうだ。途中、小さな繁華街も通るしスーパーもコンビにも何軒もある。気持ちがわからないではない。
中学校は家に近いため我慢して帰れたが、高校では無理という。弁当と一緒におにぎりなどを持たせようとするが嫌だそうで、とにかく同級生?先輩?と一緒に買って食べるのが楽しみなようだ。幼い。
これまで、JRで帰りながら飲食(立ち食い)をしている学生を見てみっともなく思っていたので、わが子にはさせたくなく困っているところ。とりあえず、ゴミはきちんと持ち帰るかゴミ箱に入れることは念を押して見守ることにした。
中学時代、ルーズになっていたこづかい帳もまた書き始めている。内容を確認しながら、食の話、それから買い物を任せる範囲も話し合ってこづかい額を増やしていこうと思っている。
携帯電話、高校では授業時間以外は自由に使えるらしい。びっくりだった。ほしいというが真剣に交渉してこない。なくても困らないのだろう。どんな理由でほしいと言うか楽しみ。
9年間を振り返り、提案したい金銭教育がたくさん。でもなかなか伝わらない。自分の子どもの自立とお金の教育が結びつかない親がなぜこうも多いのだろうか。
不思議で不思議で仕方がない。