2011年6月11日
今月、地域活動の一環として金銭教育をスタート。
公民館の一室で駄菓子やを2時間だけ開店。
告知は23地区ある子ども会育成会。賛同してくれた数地区の保護者が子どもに伝えてくれ、1年生から6年生まで60人ちょっとの子どもたちが集まってくれた。
ほとんどの子が、この日のために100円〜300円程度を持たされた、という感じだった。
子どもたちは、1円単位で価格設定されたお菓子をカゴに入れ、自分で選ぶことを楽しんでいるようだった。
レシートは商品名や価格を自分で書き、集計しなければならない。
「おつりはいくら?」日常の買い物では聞かれることはないだろう言葉に緊張して答えが出ない。
会計が終わった後は、こづかい帳を書く。どの学年もほとんどが書き方を知らなかった。学校でも家庭でも指導が行われていない地域のようだ。
子どもたちは2桁の足し算で四苦八苦。もっと暗算力を鍛えなくてはと感じる場面がたくさん。欲しいものとお金を差し出せば計算してもらえ、お店の人からありがとうございましたと言われておつりが来る。そんな日常に慣れている子どもたちには、最後は、少々しんどい体験になったようだ。
買い物の場面一つでも一人ひとりの消費傾向を見ながら、見守り、アドバイス、指導ができる。子どもが見える貴重な時間を見逃している家庭が多いのではないだろうか。それはもったいない。
こづかいはお金の教育の教材になる。これを保護者に伝えるのが一番の目的の駄菓子や。何を買ったかは子ども自身が書いたレシートとプレゼントしたこづかい帳に書き込んでいる内容を見てもらえばわかる。
来月2回目参加の子どもには、食べ物だけではなく文房具も準備し、ほしいものと必要なものを考えさせる機会を持たせる。
お金の役割や特徴も話していくし、ほしいものがなければ買わなくていいこと、未来の消費のために貯金することもしっかり教える。
来月、何人来てくれるか、楽しみ。