2011年7月2日(土)

3週間後、マネーじゅくのこづかいゲームを教材にした金銭教育で、新しいワークを2つ企画。 募集を始めている。

2002年に製作したこづかいゲームはキャッシュフロー表を使ったゲーム性が高いもので、今考えると、小学生高学年向き。低学年も行っていたが、遊び感覚で終わってしまったことも多かったのではないだろうか。1回きりのワークで金銭感覚が身につくわけでもなく、授業研究などを行いながら新たな教材としてこづかいゲームの開発を続けてきた。

45分の授業でこづかい帳が書け、自分で選択することを体験するなど、めあてを絞りこづかい帳のワークシートの工夫も続けてきている。

今回は、幼児からこづかい制度スタートの具体的な提案と、こづかい制度で貯蓄の習慣づけをする中級講座を行う。

子どものこづかいを馬鹿にすることなかれ。家庭における金銭管理教育の一番の学習教材なのだから。 気をつけてほしいのは、こづかいを渡せば子どもがお金と上手に付き合えるようになるわけではないことを理解してこづかい制度をはじめてほしいこと。

マネーじゅくの講座への参加が一番いいとが、各地で行う講座に参加できない地域の方は、この夏休みに、親が冊子で学び、ゲーム教材で親子シミュレーションをするのも有効ではないかと思う。 

初代のゲームを開発した2002年頃といえば、こづかいゲームを作っている人や団体はいなかったこともあり、全国に広がった。2004年に指導者の集まりであるマネーじゅくを作ったが、その当時のメンバーも集まる。7月23日の新しいワークは北海道から九州までの13名で運営する予定。

7月23日 親子で学ぶこづかい講座

冊子 「こづかいQ&A」 など商品一覧

2011年6月11日

今月、地域活動の一環として金銭教育をスタート。
公民館の一室で駄菓子やを2時間だけ開店。

告知は23地区ある子ども会育成会。賛同してくれた数地区の保護者が子どもに伝えてくれ、1年生から6年生まで60人ちょっとの子どもたちが集まってくれた。
ほとんどの子が、この日のために100円〜300円程度を持たされた、という感じだった。

子どもたちは、1円単位で価格設定されたお菓子をカゴに入れ、自分で選ぶことを楽しんでいるようだった。
レシートは商品名や価格を自分で書き、集計しなければならない。
「おつりはいくら?」日常の買い物では聞かれることはないだろう言葉に緊張して答えが出ない。
会計が終わった後は、こづかい帳を書く。どの学年もほとんどが書き方を知らなかった。学校でも家庭でも指導が行われていない地域のようだ。

子どもたちは2桁の足し算で四苦八苦。もっと暗算力を鍛えなくてはと感じる場面がたくさん。欲しいものとお金を差し出せば計算してもらえ、お店の人からありがとうございましたと言われておつりが来る。そんな日常に慣れている子どもたちには、最後は、少々しんどい体験になったようだ。

買い物の場面一つでも一人ひとりの消費傾向を見ながら、見守り、アドバイス、指導ができる。子どもが見える貴重な時間を見逃している家庭が多いのではないだろうか。それはもったいない。

こづかいはお金の教育の教材になる。これを保護者に伝えるのが一番の目的の駄菓子や。何を買ったかは子ども自身が書いたレシートとプレゼントしたこづかい帳に書き込んでいる内容を見てもらえばわかる。
来月2回目参加の子どもには、食べ物だけではなく文房具も準備し、ほしいものと必要なものを考えさせる機会を持たせる。
お金の役割や特徴も話していくし、ほしいものがなければ買わなくていいこと、未来の消費のために貯金することもしっかり教える。

来月、何人来てくれるか、楽しみ。

2011年5月16日

今年の初めから考えていたお菓子を売りながらお金の教育をする企画が、6月から月に 1回の予定でスタート。地域の公民館の一部屋を借りる。まずは、2つの地区の子ども会育成会に声をかけ、チラシと注意事項を配布。

お菓子は小袋に入ったものだけ生活協同組合(グリーンコープとエフコープ)から購入。利益上乗せはなしで1円単位で売値を決めた。子どもたちは自分が買ったものを記録し代金を払う。初回はこづかい帳もプレゼントする。その場で書かせ、保護者へのこづかい制度のはじめ方もプリントを渡すつもり。そのうち、駄菓子屋の開店日が増えたり手伝いたいという子どもが出てきたらいいと思う、保護者の見学や手伝いも大歓迎。

これまでのこづかいを使っての金銭教育は、こづかいゲームワークショップでシミュレーションをして、それから買いもの体験をしていた。

今年は先にこづかいを使った買い物をさせてその場でこづかい帳を書かせたり、どんな考え方をしているのかおしゃべりからつかんでみようと考えた。同じ公民館で月に1回の開催。小学生の友達もたくさんでき、成長もしっかり見られるのではないかと期待している。

問題は、このサロンを継続して経営するために必要な資金と人手。利益を生む、または助成していただく仕組みづくりを確立しなくてはいけないこと。そして、子どもが大好きな人に担ってもらいたい。もしかすると、どの子も好き、そういう人を探すのが、資金調達よりも難しいかもしれない・・・。

2011年4月30日

二男が高校生になり、心と時間に余裕が出て、やれることがたくさんになって非常に嬉しい。

今朝は子どもは部活動の試合、夫も出勤日で二人とも6時前に家を出た。こういう日は1日中自由。また夜の会合なども食事さえ作っていけばいつでも出かけられる。私自身の生活が変わった。 

高校の入学式で校訓の「自立・協同」の文字を見て、PTAの仕事をして子どもの応援をしたいと思った。子どもの気持ちも変化し、学校の活動に私がかかわってもいいと言い出した。ただ、人前では話さない仕事にしてくれ!と。つまり、PTAの会長のような仕事はNOということ(笑)。もちろん、できるはずもなく、広報委員に。

昨日、授業参観とPTAの総会やPTA役員の歓送迎会があり、先生たちの面白さにびっくりした。これまで出会ってきた教師の多くは、なんとなく枠からはみ出さない感じの方たちだったが、今のわが子の先生たちは、うまく表現できないけど個性的。好感が持てた。

学校は工業系。校長先生が、これまで以上に生徒一人ひとりを大切に指導するとおっしゃった。ありがたい言葉だ。授業は中学校レベルの押さえ直しもあったが、資格取得に向けた授業も始まっていて、ここ、私はちんぷんかんぷん。もう口は挟めない。先生にお任せするしかない。

PTA活動に保護者の参加は少ないようだが、レポートを配布するなどしてクラスのほかの保護者にも内容を伝え、クラスの子どもを見守りたいと思っている。

「高校生とこづかい」について、わが子の実体験をこれからの講演会には盛り込んでいける。クラスの懇談会でほかの保護者に「こづかい額」「携帯電話のメール」に関して質問してみた。たくさんの事例を集めてまとめ、セミナーや講演会で話したい。

それにしても自分の時間が一気に増えた。子どもが成長するまでは時間のやりくりは大変だったけど。今、子育て中の保護者に伝えたい。ちょっとの頑張れば、あとできっと楽になるからって。

こうなると・・・・何でも引き受けられるような気がする。

2011年4月24日

例年 3月から4月は、仕事のご依頼に対して時間調整や内容で電話やメールのやり取りをしていることが多い。でも今年は厳しいはずと覚悟しながらも どうなるのだろ?と不安だった。

1つ、2つ・・・・とご依頼が入ってくることで それが ヤル気スイッチONになるのが自分ではっきりわかった。本当に仕事をいただけるということはありがたいこと。心からそう感じている。 

本部には、いろんな地域から お問い合わせや商品のご注文がある。 それがその地域の元気のような気がする。

大震災の被災地には仲間がいる。金銭教育自体、地域の方に「即!元気」 になっていただくことができるコンテンツではないので、時期を見て応援に行きたいと思っている。

そこに行くこと、行ったところでお金を使うことがその地域を元気にすることにつながる、これは仕事が全国に広がった頃から思っていた。仕事のときは、旅費や宿泊費とは別に、いただく報酬の5%から10%を目安に買い物を心掛けてきた。はじめていくときには何がいいかわからないから お菓子ばかり買っていた。そのうち家族が甘いものなど菓子類には飽きてしまい、食卓に出せるものにかわってきた。

誰を、どこを応援したい?と考えると買い物は真剣になっていた。 

そういえばFPで活動し始めた13年前から、福岡では仕事を作り出さないといけなかったから営業の連続。いただいた仕事を仲間にたいして同じ気持ちで依頼をしていた。声かけは応援。伝わることもあればそうではないことも・・・後者が多かったなー。

私がいただく元気のもとは、がんばっている人の元気のもとになるようお配りしたい。そう強く思う。

2011年4月18日

金銭教育はその地域の人がやるのがいい、これは持論。全国を回っていて地域性があることに気づいたし、子どもが1度、話を聞いたりシミュレーションを体験して、しっかり金銭管理などを身につけてくれるものでもないから、継続的にかかわれる人が担ってくれるのがいいと思っている。

そんな気持ちもあって、金銭教育って大事と思ってお問い合わせくださっている方に、これまで積み上げてきたノウハウを提供し、マネーじゅくの仲間として活動してもらっている。

私自身、2002年に福岡で活動をスタートし、2年目からはインターネットなどで私を見つけてくださったところへ行っていたので、九州での活動展開はずっと遅くなってしまった。福岡も仲間ができ、任せたいと思ったこともあったし、マネーじゅくの主宰者としての立場と、福岡に住むお金の教育のいち指導者としての位置づけに迷う日々だった。

今年は3月11日の大震災後さまざまなことを考え、原点に戻り活動を再スタートさせている。

福岡での活動は、まずはお目にかかって、それから話が進む。これまで、打ち合わせはネットや電話で、当日はじめてお会いするというのがほとんどだったので、新鮮 ♪

こうなると名刺がとっても大事になって名刺の作り方講座に行ったり、自己紹介タイムをいただけたら1分で活動紹介! 今年の私のテーマは「福祉」。福祉とお金の教育を語りたい。

福岡での活動がマネーじゅくの仲間の参考になるといいなと思っている。

2011年4月14日

2002年4月、FPの仕事をしてたときにホームページを開設。このときに一緒に、読売新聞(西部本社)に書いていた家計簿診断やお金のコラムに替え、金銭教育を扱うコラムを連載し始めたので、金銭教育の活動も10年目にはいったことになる。

このとき、小学1年生だったわが子にお金の教育をはじめたから、その子がもう高校生。この間、いろいろ観察させてもらい、試させてもらい、意見や感想をもらい、コラムの題材としても登場してもらった。子どもに感謝!この子がいなければ私のメッセージはまとまらなかったから。

高校生の生活、お金の教育はどうなることやら。

9年間の子育てでお金の教育をしながら見守ってきたので性格はよくわかる。これが一番の収穫。お金の使い方が上手に育った!とはいわない。どんなこづかいの使い方をする傾向にあるかは見える。これは、どう子どもに接していいかがわかるということ。そう不安を抱えずにすむところがいい。これが金銭教育を小さい頃からやってほしい一番の理由だ。

通いだした高校はJRの駅で2つ先。本人の希望で自転車通学。JRの定期券分をこづかいとして現金でもらいたいから。こづかいで買い食いをしたいのだそうだ。途中、小さな繁華街も通るしスーパーもコンビにも何軒もある。気持ちがわからないではない。

中学校は家に近いため我慢して帰れたが、高校では無理という。弁当と一緒におにぎりなどを持たせようとするが嫌だそうで、とにかく同級生?先輩?と一緒に買って食べるのが楽しみなようだ。幼い。

これまで、JRで帰りながら飲食(立ち食い)をしている学生を見てみっともなく思っていたので、わが子にはさせたくなく困っているところ。とりあえず、ゴミはきちんと持ち帰るかゴミ箱に入れることは念を押して見守ることにした。

中学時代、ルーズになっていたこづかい帳もまた書き始めている。内容を確認しながら、食の話、それから買い物を任せる範囲も話し合ってこづかい額を増やしていこうと思っている。

携帯電話、高校では授業時間以外は自由に使えるらしい。びっくりだった。ほしいというが真剣に交渉してこない。なくても困らないのだろう。どんな理由でほしいと言うか楽しみ。

9年間を振り返り、提案したい金銭教育がたくさん。でもなかなか伝わらない。自分の子どもの自立とお金の教育が結びつかない親がなぜこうも多いのだろうか。

不思議で不思議で仕方がない。

3月11日午前は二男の中学校の卒業式だった。3年生はとても落ち着いていた。そして送る2年生もきびきびとした動きでいい式だったと思う。

ブルーインパルスが翌日の新幹線開業でのイベントのためのテスト飛行から帰っていくところを見て、夫と私と二男と3人、のんびりな会話を交わしながらの帰途だった。

午後、3月、4月にワークショップを企画していた仙台の仲間 にガンバレメールを送りしばらくしたころ大震災。非常にびっくりした。すぐに東京に住む長男から 「4年前、福岡で起きた地震の何倍も大きな揺れで非常に怖かった。でも大丈夫」という電話に、「余震に気をつけて」ときった後、今回の被害の大きさがわかりだした。その頃からもう長男にも電話がつながらなくなった。その後も 「僕は大丈夫」 コールをしてくれるで、心配は東北に住む仲間たち、仕事でお世話になった生協などに集中した。

盛岡の仲間は翌日メールをくれて、仙台の仲間も実家に身を寄せていて家族全員無事と。もうひとり、大丈夫だろうか。

きっと宮城の生協は大変なことになっているだろうし、関東の生協も・・・。

私自身、動きが止まってしまってこれではいけないと、勉強会などに参加。新しくFacebookに参加し、ここを含め、ネット関係から入ってくる情報にものすごく助けられた。西日本にいる私たちが、震災の被害を受けた方たちの命を守るためにやらなくてはいけないこと、やってはいけないこと、そして一人ひとりが、普通の生活をすることの大切さなどだ。

福岡では商品を共同購入で扱ってもらっているグリーンコープ生協が月曜日には10トントラックで東北に向かい、今週の共同購入では寄付金の案内が回ってきた。すごく早かった。寄付などでしか動けない身には、関係しているところがすぐに動いてくれていることが頼もしかった。

今日は、地域の老人会の定例会だった。私は民生委員なので準会員として参加。普通に生活をされている方が多いようで安心したが、震災の寄付にもなるといって、貴金属の押し買いで回ってくる人たちが増えていることを聞いた。ひどい人たちがいるものだ。時間を見つけて地域を回らなくては、と思う。

福島第一原発。最悪のシナリオは脱しそうだと聞く。脱原発を訴えてきたのだが、今は、命がけの人たちに心から感謝し見守りたい。ただ、これを機会に脱原発へと舵を切ってほしいと思う。

■田中優×小林武史 緊急会議「今だからこそできる話がある 」
http://www.eco-reso.jp/feature/cat1593/20110318_4983.php

■足元にある”核 “を見つめて
映画『六ヶ所村ラプソディー』で、村の人々が置かれた現実を描き出した、
ドキュメンタリー映画監督の鎌仲ひとみさん
http://www.magazine9.jp/interv/kamanaka/kamanaka.php

2011年2月5日

1月は非常に忙しかった・・・。

昨年から今年にかけて、学校や先生関係で大きな変化を感じる。

まず、先生たちがご自身たちが生活経験が不足であるとしっかり口にされるようになった。進路相談に乗る先生たちは、不安も口にされる。

まあ、これはキャリアカウンセリングをしているような職種でも机上で学んで知っているレベルの方も多いと聞くので日本中問題を抱えているのかも。

小学校の校長先生も含め先生たちが、子どもの自立のためにお金の教育は大事、今の学校教育に不足しているとはっきり口にされ始めた。自立という言葉も出る。単なる指導要領に載っているからではなく、独立、生活の自立に必ず必要だからという確信を持った響きに変わっている。

小学校は2011年度、金銭教育をしっかり入れていなくてはならないはず。先生にノウハウがないのであれば、すでに活動をしている私たちに声をかけてくれたらいいのにと思う。 45分授業もできるし、保護者と一緒のレクリエーションだってできる。低学年用、中学年用、高学年用といくつもコンテンツがあるし、小規模校なら全学年一緒もできる。3月、4月、年間計画を入れるときに相談してくれるとそれぞれの学校に合わせた内容にカスタマイズできるのだけど。

外部講師を学校に入れて、そこで先生たち自身も体験してほしい。そして、どの教科にもお金の教育に関係することを入れてもらいたいと思う。

2011年1月12日(水)

今年最初の民生委員の仕事は、地域でのサロン運営。高齢者の方とのぜんざい会。

また1歳年をとったというおしゃべりの中で、身の回りの整理の話になった。「いつもやらないことをやっちゃうと向こうの世界に行くようで、できないのよね。」その一言で、そうだよなと少しお気持ちがわかった気がした。身近に「写真を整理した後」「下着をきれいに片付けた後」「きれいに掃除をした後」「昔のラブレターらしきものを焼いた後」・・・に死んじゃったという話がいくつもできてた。

エンディングの準備は早目のスタートが気が楽なようだ。私自身もまだ遺言らしいものは書いていないし、家族に仕事関係の書類とか在庫の説明をしているわけでもない。急に何かをやり出したと思ったら終り・・・といわれないように、今年からエンディングの準備はちょっとずつはじめ、更新するようにしようと思った。

同じように確信していることが、お金の教育は幼児期から始めるのがいい、ということ。小学生を中心にやってきたが、幼児期からやることの有効性を痛感している。

多くの親が、「小学生からお金の教育?まだ早い」といわれるが、親の意識ひとつで得る情報が変わることも親自身の生き方に大きなプラスになる。「意識する」ことは、アンテナを張ることにつながり、ほしい情報が飛び込んでくる。

今わかることがたくさん。もう一度子育てをしたい。きっともっともっと楽しい子育てができるはずだから。子どもたちのワークショップをやった後は、いつもそういう気持ちになってしまう。

2011年1月10日(月)

千葉市でワークショップのため前泊したホテルからは晴れ着姿の女性が何人もお出かけ。ただ違和感。ご両親だろう男女が付き添っている。親子で写真を撮ったり荷物を持ってやったり気遣ったりする親。いい大人なのに幼子に接しているように見える。今日だけ?いつもそうだと恐ろしいことと思いながら見てしまった。

ワークショップには小学生が50人以上。保護者も含めて100名以上のにぎやかな会になった。ここに参加している小学生の高学年の子の方が落ち着いていて、しっかりした顔をしている(ように見えた)。

帰りにも各地で成人式帰りだろうと思う女性に沢山であった。残念ながら凛とした感じの落ち着いた女性に合えなかった。見方が厳しいのかも。男性が目立たなかった、そういえば。

終了後羽田に直行。福岡に戻る。偏西風の向かい風が強いらしく大幅に到着時刻が過ぎた。乗り継いで駅から外に出てみるとけっこうな雨。ずっと天気が悪かったらしい。

千葉で手伝ってくださった方が北九州の出身と。関東はからっ風が寒いけど乾燥しているので、九州のじめっとした寒さはなく、過ごしやすいとのことだった。

冬は苦手。冬だけ沖縄にでも住みたい。

2011年1月9日(日)

岩手や宮城、静岡と遠方からも集まってもらって1日研修会。

マネーじゅくのツールは、カスタマイズが容易なことが特徴。そう言いきれるようになった。いろいろなご希望にあわせていくうちにできるようになったし、ベースになる教材も増えてきた。

こづかいゲームはカレンダー、こづかい帳、キャッシュフロー表をベースにしたものがあり、ボードゲーム、カードゲーム、パワーポイント版といろいろ。幼児期から金融の基礎を学ぶ中学生まではこのこづかいゲームでしっかり学んでもらうことができる

中学生、高校生は一人暮らしの家計管理講座。大人は夢をかなえる家計管理講座。ほかにも修学旅行用や経済教育の教材もある。

仕事のご依頼には、内容が決まらずお受けすることも多い。仲間が、「お任せください」と言えるようになってくれたら、日程調整だけして任せることができる。それがわたしの今年の希望。研修会の回数を増やしたいと思う。

2011年1月7日

昨年末、電話をいただいた。「こづかいゲームは今でも販売されているのか確認です、載せられたら入れようと思っています・・・」と。

電話でしっかりお名前を伺っていなかったので、12月の取材の中の記事と思っていたら、1月3日からこのホームページへの訪問者が一気に増えて、こづかいゲームのご注文がたくさん。後でわかったのがこの記事。冬休みだったからか、学校の先生からのお問い合わせ、ご注文が特に多かったのが今回の特徴だったように感じた。

記者さん、ありがとうございました。

この記事のおかげで仲間も増える。 1月29日、さいたまの研修でお会いすることになっている。もっとたくさん、仲間が増えると嬉しい♪

読売新聞1月15日号にも親子こづかい教室の写真入の紹介がある。福岡の西日本リビング新聞社の1月15日号の金銭教育の特集にも取材協力で名前を載せてもらう。

ご紹介くださり、こころより感謝!!

2011年1月3日

健康によい習慣がなぜ続かないのか・・というコラムに、やめるのではなくよいことを足す事例として
暴飲暴食やタバコの悪い習慣をやめたいのは山々。だがやめるのはストレスが大きい。
そんなとき、水を飲む、睡眠時間を十分にとるなどよい習慣を足していけば、自然に悪い習慣が押し出されていく。・・・とあり、

戦うのではなく、自然に追い出す・・・いい感じだと思った。
健康に関してはいつも気遣って生きているのでストレスはないのだけど
最近、捨てること減らすことに意識をおき過ぎ、気が重かったので、このコラムに目が留まってしまったのだろう。

生活の中でやりはじめたのが、ちょこっと掃除、ちょこっと片付け。 12月にはテレビでいろんな掃除法、掃除グッズの特集があって面白いなあと見ながら自然にはじめてしまったもの。

その延長で仕事の整理も。
パソコンの中の古い書き物、データ、見ることのなかった何年も前に出会った方の名刺
FPの個別相談を再開するとき用と思ってとっておいた資料・・・出てくる出てくる。
これらを気分転換の時間に少しずつ、無理なく破棄作業。

これまでは、日々の仕事の中でもあとで考えようと保留にしていたと思われるケースも、今日のうちに処分しちゃおうとか、今日中に仕上げてファイリングしておこうとか、もともとこの程度の情報ならいらない、と 保留〜にすることがなくなってきていて、保存に対する姿勢も変わってきたような感じ。

自分の頭の中だったり、潜在意識の中だったり、体で覚えこんでいるスキルだったり、今もっているもので勝負できるとはっきりわかるようになって捨てることへの恐怖が薄らいできたのかもしれない。

健康のコラムには心得ておきたい2つの視点が続く。
1)効果が出るには3−6ヶ月かかる。
2)人は一人ひとり違う。体質、体格など千差万別。
  誰かに効果が出た方法でも自分に当てはまるとは限らない。
  自分にあった方法をゆっくりとー。
  これが遠いようで一番の近道   なのだそうだ。

仕事はゆっくりやっていられないが、参考にしよう。

2011年1月1日

夜中、何度も目が覚めるくらい風が強かった。 うとうとしながら朝テレビをつけると初日の出の場面。ラッキーなはじまり。

2011年は、仕事もがんばるけども、
2010年12月から3年間 委嘱された民生・児童委員のボランティア活動も本格的にスタート。
またまた忙しい1年になるのかもしれない。

2010年、大きな学びがあった。
積極的に学びあう教師の研修会に参加するようになり、自分自身のスキルアップとともに学校現場に入る際の工夫もしっかり見えてきた。
その中から新しい教材が2つ生まれ、その2つを使ったワークショッププログラムができた。
公的機関で収録があっているので、短時間とは聞いているがアップされると思う。

昨年末から暖めている企画が、地域での 「だがしやさん・ざっかやさん」。
公民館で月に1回程度の開店。
やりたいと思ったきっかけが兵庫県のゆるり家さん。3人の有志で作っておられるようだ。
私の場合 ‘ゆるり’ をキーワードにするのは難しそうなので、
子どもの健全育成と金銭教育、食育を考える
子どもと保護者のサロンのようなイメージ。
無料で公民館を貸してもらえるか??? もう少し企画をつめて自治会に提案予定。

もちろん マネーじゅく もがんばる!
自主活動に加えて新しい動きとして、学びあいの雰囲気が強まってきた。
もともと教育を志す方たちは教えるのが好き、そして上手な方たち。
金銭教育を仕事としたい後輩への指導の意識が育てば、それこそワークショップ型のマネーじゅくの活動となる。

ワークショップは、傍観者を作らない全員参加型。 指導者と教わる人という縦の関係性だけではなく、お互いに学びあう横の関係がこれまで以上に太くなる1年になると思う。

各地からお呼びがかかるようになっているので仕事は作り出せるはず。 新しい仲間も積極的に募集したいと思っている。

1年、健康で走り続けたいと思う。

2010年10月24日(日)

授業、キャリア教育、ライフヒストリー、特別支援教育、民生児童委員。

この半年、教師の勉強会に参加させてもらって大きな学びがある。
授業技術という面だけではなく、
教育公務員特例法第19条の「
教育公務員は、その職責を遂行するために、絶えず研究と修養に努めなければならない」 はずだが、
そうでない教員でも仕事が続けられる理由が見えてきたり、
とてもすばらしい学級作りをされてる実践事例から、わが子とつなぐ方法がないか考えてみたり。
もちろん、私自身のファシリテーションスキルを磨くためにも役立っている。

ある教師が、当番制をなくすことでキャリア教育につながる事例を紹介してくれた。
これはいえる!!目からうろこだった
ちゃんとやらなくても翌週には次の仕事が来る。
社会はどうか? 私の仕事であれば、仕事の依頼は来なくなる。
そうしなくても仕事がある職種もある。そういう職種の人のキャリア教育は 
 かも。

観を持ち、哲学を持ち授業を進めている人が大きく変わるそのとき、そこを知ることで、その人の今が見えるようだ。 私の人生を変えた最初は、国立がんセンターに看護婦として勤務した「死を看取る」ときだった。
お金の教育をしていても命を語る。それはここから始まっている。

特別支援教育担当の教師とは直接話すと話が合うことが多くなってきた。 ここに教育の原点があると思う。次の活動の重点項目が「食育」「特別支援教育」に絞られてきた。

民生児童委員。この若さでいいのか? 今年の12月からの3年間、承諾したものの、本音は、まだ行政からのお断り連絡を待っている。担当するのは295世帯。やはり年齢の高い方が増えているので見守り中心になるとは思うが、いつも福岡にいるわけではなくそこも心配している。ボランティアマインドだけではできない責任の重い役割だとやる前から・・・・重い。

2010年8月2日(月)

7月31日(土)に夏祭りが終了。4月からの話し合い、昨日の後片付けまで4ヶ月。2年目だから昨年より要領はわかっていたとはいえ、やはり大変だった。

この時期、金銭教育の活動も忙しいのに、なぜ引き受けたの?と地域の知り合いから聞かれ、説得されて仕方がなくなったことを思い出した。

しかし、初めて体験するいろいろなことを振り返ると、企画運営にも生かせるし、世の中の現状やさまざまな人の思い、動き、そして値段も見えて大変プラスになったことは間違いない。

模擬店のチケット関係は整理終了。あとは、次年度に残すためのアンケート作り。これは得意分野。

次は、12月の餅つき大会、春の花見(笑)。もうちょっとがんばらなくては。

忙しいといいながらも、毎年楽しみに時間を確保しているグリーンコープの長崎平和自転車サイクリング2泊3日。中学3年の二男が走るので、わたしも応援で同行する。8月9日、長崎に着く前の氷見峠の坂道が苦しいらしい。それでも毎年行くというから得るものがあるのだと思う。145キロ、自分の体で生きること、そして命そのものをしっかり感じてほしいと思っている。

2010年6月1日

テレビ「スッキリ!!」を見た静岡の仲間、山川正人さんから、

 子ども手当ては、全額を子どもに使わせるわけにはいかないし、

 保護者は、当然、教育資金の準備に頭が行くでしょう。

 でも、13,000円のうち、1,000円を子どものこづかい増額にまわしましょう!

 こづかい制が子どもに力をつけるから。 で、

 陣内のコメントとして放送で使ってもらったことにつながる。

 小学校高学年なら2,000円、中学生なら3,000円増額もいい。

 受け取る子ども手当ての13分の1から13分の3の話。

 子どもにこづかいを使わせてみる貴重な体験は子どもの将来のためになる。

 これは、マネーじゅくらしい提案。

なるほど。無駄遣いではない。消費欲をあおらせるわけでもない。毎月の体験学習の数千円。

こづかい制度のスタートのときは、親の気持ちの余裕が必要だから、現金が手元に来るというのはいいきっかけなのだと思った テレビでの提案体験だった。

2010年6月1日

テレビの 「スッキリ!!」 という番組さんから、今日から子ども手当てが支給開始 でコメントを求められ、いろいろ話した末、子ども自身が使う子ども手当ての話をした。

準備は文章を準備したのだが、電話取材はこのような話ができなかった。

テレビを見てサイトを見に来てくれる方がいらしたら、お読みいただけるとありがたい! 

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子どもにお金の教育をしましょう」と提案を続けているグループで マネーじゅく といいます。全国20拠点を中心に活動をしています。

定額こづかい制度でのお金の教育 を提案しています。
今は、子どもがほしいといったときに買う保護者が増えていて、こづかいを自分で管理する子どもが減っています。
小学生以上ですが、
今回の子ども手当てをきっかけに、こづかい制に なるといいと思います。

子どもに何か買う際、親の財布から直接出すことが多いと思いますが、まず、子どもに定額の現金(つまりこづかい)を渡して、子どもが自分で、「今買う、あとで買う、買わない」、を考え、買い物をする。こういう
本物体験で学ぶと、とても力をつけます 

必要なものを買って残りでほしいものを買う、という順序を覚えさせ、自分の消費に責任を持たせます。

こづかいの金額は
親子で話し合いをお勧めしています。文房具を買う金額に少しの上乗せからスタートして上手に管理できていたら、子どもが自分で考えて買う範囲を広げて、もちろん、こづかい額も上げていく。

気をつけてほしいことは一気に大きな金額を任せないこと。金銭感覚が育っていない時期に、苦労して手に入れたお金ではないから、消費欲をあおることにつながる可能性がある ので、まずは数百円からのスタートをお勧めします。

ほかに、
こづかいの消費記録をつけていくと消費傾向がつかめてきます。子どもが自分で消費傾向もつかんできますから、金銭管理の力もつくし、物欲をコントロールする力がついてきます 

せっかくの子どものために使いましょうという手当てですから、
子どもに本物の力がつくように、親がしっかり考えて使いたいですね。
そうでないと、
記憶にものこらない使い方をしてしまいそうです

2010年5月25日

3泊4日のハードスケジュールをこなし福岡に戻る。

 5月21日 飛行機で羽田、その後横浜へ。羽田から横浜は近い!夜、あずみ野で小学校の先生と会う。作っている教材が、特別支援教育に使えないかと思い時間をとってもらった。ツール類をお渡しし、どのように改善すると子どもたちの学習になるかフィードバックをお願いした。

先生からは、ツールを見て「いい教材だと感じた」といってもらっているので、使いこなしていただけることだろうと思う。

 5月22日 午前中から、マネーじゅくの研修と、実際に子どもたちとのワークショップを行った。横浜にも仲間ができて、第1回目になる。はやく、定期開催ができるようになったらいいなと思う。集まってくれたのは、横浜、新潟、宮城、静岡、愛知の仲間。いつもマネーじゅくのみんなは、積極的に学んでくれる。これには頭が下がる。

 5月22日夕方 横浜から品川に移り、東京の仲間と会う。新しく作ったこづかいゲームを児童館でのミニワークとして使ってもらうのに使い方を説明したが、それより何より、やっぱり会えることが一番の元気をもらえることだなあと再確認。楽しいお茶の時間だった。

 5月23日、もしかすると空港の視界が悪く、羽田にひき返すかも・・ほかの空港に降りるかも・・というアナウンスを聞きながら羽田から出雲に向かう。島根県は本当に何度もお呼びいただいている県で今回は大田市。石見銀山の観光をしたいと思ってはいたが、寒いし、雨だし、時間は中途半端で今回は断念。

 5月24日、グリーンコープ生協(島根)さんの企画で 家計管理ゲームを使いながら、わくわく家計術の話。家計簿記帳を断念した経験のある人は?の質問から入ったが、10回以上だめだった人が数人。がんばろうという気持ちはあるんだよなあ〜と思いながら、市販のものを使うと続かないのだから自分で作ろう!の提案。キャッシュフロー表が作れるようになった人もたくさんいるし、本気で家計を見直そうと思ってくれた若い主婦が何人も。もう1回、応援に行きたいところだ。 

 5月24日午後から移動し岡山へ。JRは時間がかかる・・・ ここでも新しく仲間になってくれた人たちと、岡山でがんばっている女性たちと時間を過ごした。岡山の新しいメンバーはデザイナーでもあり、これからの商品開発のデザインが変わるかもしれない。異業種の仲間が入ってくれるのは本当にうれしい。

 岡山からは新幹線、そして鹿児島本線、タクシーを使い、へとへとで夜中に自宅に帰り着く。今回は限界に近かった(笑)。

マネーじゅくの全国にいる二十数人の仲間とは、いつもメールでのやり取りでスキルをあげたり、交流したりしている。全員で一緒に会ったことがまだない・・・。いつか、全員で会えるといいなあと思う。

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マネーじゅくは、お金に関する生涯学習プログラムを提供し 社会貢献を目指す社会起業家の集まりです。わたしたちは、個々人の特性を生かしながらオリジナル教材を使い、地域に合わせたお金の教育活動をおこなっています。

生きる力 を お金、経済の視点からアプローチ。幼児期の子どもたちから大人まで広く奥の深い「お金の教育」を研究、提案、実践しています。

「金銭管理教育」「金融経済教育」「消費者教育」「キャリア教育」「特別支援教育」「家計管理」などの分野をプロデュースしたコンテンツを持ちます。
得意なことは学習ゲームを教材にしたワークショップ。
オリジナルプログラムは各方面から評価をいただいています。